体験真言宗大本山金剛寺 〒811-3214
福岡県福津市花見が丘2丁目4-50

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No.167 お墓とお墓の境石について

No.194 墓石の建立の順番

No.168 花筒も余り高くないほうが

No.195  今迄一つのテーマを連載

No.169 お墓に生えた木の切り方

No.196 大日金輪は金剛界の大日如来

No.170 法?(ほうろうー出家受戒以来の年数)

No.197 本山本堂にほっこりしたお地蔵様

No.171 戦後の民法で親が亡くなると

No.198  お地蔵様を説いた代表的な大乗経典

No.172 ある地域の名士の御宅

No.199 『仏説延命地蔵菩薩経』

No.173 お墓の竿石は

No.200 暑い時期で、肩のこる経典講読

 

No.201 堀婦長は、生き残りの看護婦

No.185 竿石が倒れて

No.202 ご利益を得る為には

No.186 地域の記念碑等には

No.202 原文。仏、帝釈に告げたまはく

No.187 墓石に表裏側面全て

No.203 原文。或いは梵王の身を現わし

No.188 お墓に金額の事

No.205 原文。未来の衆生は

No.189 法名が竿石に対して

 

No.190 コンクリートの納骨式

 

No.191 納骨堂の出始め

 

No.192 生前に自分のお墓

 

No.193 先代瑞生猊下の

 

No.194 家畜小屋や納屋に

 

No.193 墓石は、慰霊以外

 
仏教講座
仏教講座(その二百五)

原文。爾(そ)の時、大地は六種に振動して、延命菩薩、地より出現し、右の膝を曲げ、臂(ひじ)を立てて掌(たなごころ)に耳を承(う)け、左の膝を申(の)べ下げ、手に錫杖を持って、仏に白(もう)して言(もう)さく。我れ、毎日の晨朝(じんちょう)に、諸の定に入り、諸の地獄に入りて苦を離れしめ、無仏の世界に衆生を度し、今世後世にも能(よ)く引導せん。若し仏の滅後の一切の男女、我が福を得んと欲せば、日の凶なるを問はず、不浄を論ぜず、父母に孝養し、師長に奉事し、言色常に和(やわら)かにして、人民を抂(みだ)さず、生命を断ぜず、邪淫を犯さずして、若しは十斎日、若しは六斎日、若しは十八日、若しは二十四日、但、自心を正しくして、此の経を転読し、我が名を称さん者は、我れ、法眼の威神力を以っての故に、即ち業報を転じて現の果を得せしめ、無限の罪を除きて、当(まさ)に菩提を得しむべし。 訳。その時、大地が六種の揺れ方をして、延命菩薩が右の膝を曲げ、左の臂(ひじ)を立てて、掌は耳に向き合わせ、左の膝を下に伸ばし、手に錫杖を持ったお姿で大地の中から現われて仏様に申し上げました。  私は、毎日夜明け頃に、種々の瞑想に入って、色々な地獄に赴き、(地獄の住人を)苦しみから救い、お釈迦様滅後、弥勒様が出現するまでの仏のいない娑婆世界で人々を済度して、この世をかけて来世まで教え導きます。若し仏様の入滅下の後に、私の功徳、福徳を得たいと願うならば、日の吉凶、身のけがれにとらわれずに父母に孝養をつくし、先生や年長者にお仕えして、言葉使いや振る舞いも優しくして、人々をしいたげることなく、生命を大切にし、不正な男女関係をすることなく、身口意の三業を十斎日(月の一日、八日、十四日、十五日、十八日、二十三日、二十四日、二十八日、二十九日、三十日)か、六斎日(八、十四、十五、二十三、二十九、三十日)、或いは十八日、二十四日に身口意の三業を清らかに慎み、自らの心を正しくして、このお経を読経し、私の名前を唱えたものは、私の菩薩の持つ智恵の眼の威光によって、悪業の報いを取り除いて幸せを与え、無間地獄に堕ちる罪を除いて、遂には覚りの智恵を得させます。 お地蔵様の本拠は本来、須弥山を囲む七金山の一つ伽羅陀山(からだせん)ですが、大地からわき上がるモチーフは、居られるのは地の底のイメージです。つまり、無間地獄に常住しておられて六道の衆生を済度すると言う事をにおわせていますね。一切衆生の苦しみを代わりに受けますが、破傷することのないスーパーマンでしょうね。

 



 
   
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